Q7インターネットの情報やブログの記事はどのように利用するべきですか?

Aインターネットから、なぜ、何の情報を得たいのか明確にし、情報に振り回されないよう注意してください。

インターネット上には情報があふれていて、しっかりした根拠のあるものと、そうでないものがあることは、知っておいてください。個人のブログなどを見て、一喜一憂してしまうこともあると思いますが、それぞれの症状や状況で全く違ってくることを把握しておくことも大事です。
大切なのは、何を知りたいのか、なぜ知りたいのか、専門的な意見がほしいのか、仲間がほしいのか、を整理した上で利用することです。

答えた人
国立がん研究センター中央病院 相談支援センター 宮田 佳代子さん

体験者エピソード

体験談は、あくまでその方個人の感想・体験です。すべての人に当てはまるものではありません。年齢・地域は取材当時のものです。

高橋尚希さん

情報を得て「知っておく」ことは大事だが、自分に「使えるかどうか」は別

【高橋尚希さん(31歳)発症26歳/肺がん】

人の経験を聞いたり、病気の情報を得たりして、治療や人生にさまざまな選択肢があることを知っておく、つまり、自分の「引き出し」を増やしておくことは大事だと思います。ただし、どの引き出しを使うかは人それぞれ違うので、情報に振り回されないことも必要です。私には心から信頼している主治医がいますので、何かあれば必ず相談します。「こんな話を聞いたから、やってみたい」と言っても、僕の身体のこと、病気のことをわかってくれている主治医の答えがNOであれば納得できます。

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  • 監修:がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生

2024年2月更新