Q1仕事についての悩みはどこに(誰に)相談できますか?

Aまずは会社の信頼できる人に相談してみましょう。難しい場合は「がん相談支援センター」を利用しましょう。

治療と仕事との両立についての悩みなどは、職場の上司や人事担当部署に相談するといいでしょう。それが難しい場合や、就労についての相談は、がん相談支援センターなどのソーシャルワーカーに相談してみてください。病院によっては、社会保険労務士などと連携して相談に応じているところもあります。

国立がん研究センターがん対策情報センターのサイト「がん情報サービス」などでも、がんと仕事についての情報が掲載されています。また、働き盛り世代のがん患者さんの就労・雇用を支援するがん体験者の方が立ち上げた団体もありますので、参考にしてみてください。

答えた人
がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生

関連ファイル がん情報サービス「がんの冊子 がんと仕事のQ&A(第3版)」Web版
(閲覧日:2024年2月1日)

関連リンク 一般社団法人 CSRプロジェクト(閲覧日:2024年2月1日)

体験者エピソード

岡本 拓磨さん

関係各所に上司から話を通してくれたことがありがたかった

【岡本拓磨さん(29歳)発症28歳/食道胃接合部がん】

僕の場合、少人数の支社に勤務していたので、がんの疑いがあることが分かった時点で何の抵抗もなく直属の上司である支社長に報告できました。

がんと診断された時も支社長に報告したら、支社長から本社に伝えてもらえました。その結果、会社には休職手続きや病院に近い本社への転属のほか、時短勤務や時差出勤制の適用など、治療しながら無理なく働けるよう、さまざまな支援をしてもらいました。

僕は「がんになった」と伝えて、相手に気を遣われるのは嫌だと思っていたので、上司から関係各所すべてに話してもらえたのは非常にありがたかったですし、気持ち的にも楽でした。

関連記事 岡本 拓磨さんの体験談

西口 洋平さん

復帰する前提で、具体的な制度の利用や検討を

【西口 洋平さん(37歳)発症35歳/胆管がん】

僕の場合は、人事部長に病名、経過、今後の治療スケジュールなどすべて正直に話しました。外国人が多い組織だったこともあり、会社側も多様性を受け入れるなど理解があり、冷静に対応してくれました。その時点で残っている有給休暇を確認し、今期中に有休をすべて使い、来期はまた新しく付与されるからそれを利用して通院するか、休職して傷病休暇や手当などで補うのかまた考えましょうと言ってくれました。具体的な制度の利用を説明してくれたり、復帰する前提で話を進めてくれたりしたことは、仕事を続ける上で心強かったです。

関連記事 西口 洋平さんの体験談

  • 監修:がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生

2024年2月更新