Q4「精神腫瘍科」とは、どんな診療科で、どんな相談ができますか?

A精神腫瘍医(がんに関する心のケアを専門にする精神科医・心療内科医)や臨床心理士などが、一人ひとりに向き合い、それぞれが抱えるさまざまな悩みに時間をかけて対応します。

精神腫瘍科」はがん専門の精神科で、がんの患者さんやそのご家族が利用できます。がんによってもたらされるストレスや手術のショック、がん治療の副作用などについて詳しい精神腫瘍医(がんに関する専門性を持った精神科医・心療内科医)や臨床心理士などが在籍しています。

悩みや不安はその人それぞれの文脈があり、検査の数値では測れません。精神腫瘍科では、健康ではなくなったという喪失感、将来への不安、対人関係のストレスなど、一人ひとり違う悩みにそれぞれ対応していきます。見ず知らずの医療者に相談するのは勇気がいるかもしれませんが、ひとりでは抱えきれない、だれかとじっくり相談してみたいと思ったときは、ぜひ受診してみてください。

また、状況によっては安定剤や睡眠薬、抗うつ薬など、薬の処方を受けることも可能です。専門家と相談しながらうまく使用すれば、つらい時期を切り抜けるための道具になります。

受診方法は病院によって違いますが、たとえば私の病院では精神腫瘍科はご本人が自ら予約を取っていただいて受診していただきますし、入院されている場合は主治医にご希望を申し出ていただいております。

答えた人
国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科 清水 研 先生
  • 監修:国立がん研究センター中央病院 清水 研 先生