Q10相談相手から聞かれたくない個人的な部分をしつこく聞かれたら、どのようにすればいいのでしょうか?

A相談の大前提は患者さんを尊重することです。話したくないことを聞かれてしまったら、遠慮なさらずに今は話したくない、とおっしゃってください。

相談をすることだけでも勇気のいることなのに、相手から色々と聞かれてしまうと、相談をしたこと自体を後悔して、それ以上の相談をすることも、別の人に相談することもしたくなくなってしまうこともありますよね。相談をしたからといってすべてを話さなければならないことではありません。そこまで話したくない、伝えたくない、という内容を聞かれてしまったら、遠慮なさらずに、今は話したくない、それについては言いたくない、と仰ってください。相談を受けている方も、力になろうと思うあまりに、質問が多くなってしまうこともあるかもしれませんが、患者さんを尊重するのが相談の大前提ですので、答えたくないことを言わないのは当然のことです。ただ、そこで、折れてしまった気持ちを再度、立て直して、また相談をしようという気持ちになりにくいのは当然のことです。でも、その個人的な部分をしつこく聞かれてしまって嫌だった、という気持ちを誰かに(医療者でも、家族でも、お友だちでも)伝えることができたら、もしかしたら次の一歩につながるかもしれません。

答えた人
公益財団法人がんの子どもを守る会 ソーシャルワーカー 樋口 明子さん
  • 監修:がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生