Q5新薬を使うことになり、お金や制度の手続きに不安があります。
A高額療養費制度の活用や限度額適用認定証の取得で費用負担を抑えられます。
新薬だと、薬の値段が高い、と案内されることがあるかもしれません。ただし、新しい薬であっても保険が適応される治療であれば、高額療養費制度が活用できます。初めから高価な薬だと分かっているのならば、自己負担を自己負担限度額までに抑えられるよう「限度額適用認定証」を取得しましょう。申請の窓口は加入している健康保険です。
自己負担限度額まで負担する月が続くと経済的にも負担が大きいですが、医療費を計算する月から12ヶ月遡った中に限度額までの負担が3回あれば、4回目からはさらに自己負担限度額が減額されます。 また、加入されている健康保険によっては、付加給付という独自の給付制度を持っているところもありますので、加入されている健康保険に確認してみましょう。
※また、治験参加の場合は、状況によりますが、新薬の治験ですと、患者さんの薬剤費負担はないことも多いので、主治医にご確認ください。
- 答えた人
- 国立がん研究センター中央病院 相談支援センター 宮田 佳代子さん
- 監修:がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生
2024年2月更新