Q6治療の影響で疲労感があり、以前のように仕事ができません。会社でも役に立たないことがあり、いつまで居場所があるか不安になります。

A日ごろから、体調変化や働き方について上司や産業医と相談するようにしましょう。

復帰時に職場と相談する方は多いのですが、大切なのは復帰後など、両立し続けていく過程です。体調を常日頃から相談しつつ、働き方を常に相談できるような環境だとより働きやすくなるかもしれません。体調の変化があるのは当然のことですし、無理をしすぎて体調を崩してしまうのも心配です。まずはそういう状況であることと、そのような状況でありつつも仕事を継続したいと考えていることなどを、上司や産業医などに率直に伝えてみてはどうでしょうか。会社なりに、一緒に働きやすくなる環境について考えてくれるかもしれません。その際、主治医からの意見書があった方が配慮を得やすいということであれば、主治医の先生に仕事の内容を知ってもらった上で、意見書を作成してもらうのも一つの方法です。あなたなりに会社に貢献したいと思っていることが、会社に伝わると良いと思います。

答えた人
国立がん研究センター中央病院 相談支援センター 宮田 佳代子さん
  • 監修:がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生

2024年2月更新