Q5親世代は「結婚・出産」が当たり前と考えるので、何気ない会話や親ならではの発言に傷つけられてしまいます。

A今は”多様性”を認め合う社会になりつつあります。親御さんから結婚や出産の話が出たら、個人の価値観の問題としてお互いの理解が進むよう話し合えたらいいですね。

親はいくつになっても子どもの病気のことをどこか親の責任と思ってしまうことがあります。それもあって他の人と同じことができることこそが幸せで、できないことは申し訳ないと思ってしまうことがあるかもしれません。また、病気のために妊孕性が低下していることが分かると周囲の人から気の毒がられることもあるかもしれません。自分の中で病気のことは整理をして、受け入れているのに、強がりと受け止められたり、色々と言われてしまってかえって傷ついてしまうこともあるかもしれません。結婚や子どものことなどは、個人の考え方です。がん患者さんのことだけではなく、今は”多様性”を認め合う、受け入れ合う世の中になりつつあります。心配をしてしまう、申し訳なく思ってしまう親の気持ちも多様性のひとつではありますが、相手に押し付けないということの理解がお互いに進んでいくといいなと願っています。

答えた人
公益財団法人がんの子どもを守る会 ソーシャルワーカー 樋口 明子さん
  • 監修:がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生