Q6主治医に言いにくい・聞きにくいことがあるときは?

A困ったときは、「がん相談支援センター」に相談してください。

主治医にうまく思いを伝えられない場合や、各種申請や届出に必要な診断書の依頼、セカンドオピニオンを希望する際など、主治医に言いにくい・聞きにくいことがあるときはがん相談支援センターに相談してください。主治医に何を聞きたいのか、どうやって伝えるといいかなどを一緒に考えます。相談員から主治医に連絡したり、診察の際に相談員が同席したりすることができる場合もあります。

答えた人
国立がん研究センター中央病院 相談支援センター 宮田 佳代子さん

体験者エピソード

体験談は、あくまでその方個人の感想・体験です。すべての人に当てはまるものではありません。年齢・地域は取材当時のものです。

花木裕介さん

職場にカウンセリングを受けられる制度があったので利用しました

【花木 裕介さん(39歳)発症38歳/中咽頭がん】

会社の福利厚生の中で、年間5回まで無料でカウンセリングを受けられる制度がありました。がんになると、病気のことに加えて、家族や仕事のことなどさまざまな悩みが出てきます。友人や家族に相談すればいいと思われるかもしれませんが、心配をかけたくないという気持ちから、身近な人であるほど言えないこともあります。「いざとなったら話せる第三者」がいることで安心できましたし、自分にとって大きな支えになりました。できれば病気になる前から、友人や家族以外にも、何かあったときに相談できる人や場所を探しておくことが大事といえるかもしれません。

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  • 監修:がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生

2024年2月更新