Q4採用面接でがんの病歴を話すべきでしょうか?

A病歴を伝えることは義務ではありませんが、自分ができる範囲を正直に、堂々とアピールしてみましょう。

自分からがんの病歴を伝える必要はありません。採用者が知りたいことは、病気についてではなく、提示されている職務をこなせる能力があるかどうかです。

職務の一部がこなせない可能性がある場合や、業務上配慮してほしいことがあれば、面接時に必要最低限を伝えておくほうがいいこともあります。

どうしても「できないこと」ばかり気にしてしまいがちですが、「今の自分ができる範囲」を正直に伝え、「がんを罹患したがここまでできる」と堂々とアピールしてほしいと思います。

答えた人
国立がん研究センター中央病院 相談支援センター 宮田 佳代子さん

関連ファイル がん情報サービス「がんの冊子 がんと仕事のQ&A(第2版)」Web版

体験者エピソード

古谷 浩さん

すべてを話して就職活動。それでも採用してくれた会社で、体調に配慮してもらいながら自分にできる仕事を

【古谷浩さん(43歳)発症・告知31歳/性腺外胚細胞腫】

僕はすべてをオープンにして就職活動をしました。言わなくてもいいらしいんですけど、でもときどき休まないといけないし、隠すのも嫌だったので。僕は患者会の代表をしていたし、履歴書にも「患者会代表」と書きましたし、どういう活動をしているのかという話をアピールしました。

それで、採用してもらった今の会社に再就職することができました。最初はフルタイムで勤務していたんですが、体力がやっぱりないんです。会社から「倒れられたほうが困る」と言われて、時短勤務で16時までの勤務にしてもらっています。病気のことを分かってくれているので、本当に理解があります。同じ職場の人はみんな知っているので、「通院で休みます」「おう、分かった」と普通に言ってくれます。

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  • 監修:国立がん研究センター中央病院 清水 研 先生