Q1まず、どこに(誰に)相談したらいいかわからないときは?

Aがん診療拠点病院には「がん相談支援センター」などの相談窓口が設置されています。そのほか、患者さん同士が交流できる「患者会」があります。

例えば、学校や仕事のこと、お金のことなど、病気や治療以外の生活にまつわることは、「誰に相談すればいいの?」と思うこともあるでしょう。そういうときのために、多くの病院には「医療相談室」や「がん相談支援センター」という相談窓口があり、がんについて詳しい看護師や、ソーシャルワーカーという、患者さんやそのご家族の相談を受ける専門職の人がいます。

ソーシャルワーカーは、患者さんやそのご家族が抱えるさまざまな問題の相談にのり、解決のためのアドバイスをしたり、利用できる制度や施設を紹介したりします。どこに相談したらいいかわからない場合は、まずソーシャルワーカーに相談してみることをおすすめします。

また、同じ病気を体験した人たちが悩みを共有したり、相談したりできる場として「患者会」があります。AYA世代を対象とした患者会もあるため、お問い合わせの上、交流会やイベントに参加してみるといいでしょう。

答えた人
国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科 清水 研 先生

関連リンク AYA世代支援・関連団体

体験者エピソード

松井基浩さん

話しやすい人に相談できればそれでいい。主治医は言葉の端々から感じ取るだけでいい

【松井基浩さん(31歳)発症・告知16歳/悪性リンパ腫】

高校生の、特に男の子は、なかなか自分の気持ちを話せなくて当然ですから、主治医でなくてもいいので、とにかく自分が一番話しやすい人、「この人なら話せる」という人に相談してみるのがよいと思います。

僕自身、がんになったのが高校生のときだったので、あまり人に相談したいと思わない気持ちや、自分の世界にむやみに入り込んでほしくないという気持ちが理解できますから、医師となった今でも、そこをあえて深く関わっていくことはしませんが、患者さんの何気ない言葉の一つひとつを大切にしています。

関連記事 松井 基浩さんの体験談

西口洋平さん

いざというときに助けてくれるのは人。関係性やコミュニケーションが重要に

【西口洋平さん(37歳)発症・告知35歳/胆管がん】

病気になるまでの関係性やコミュニケーションが影響するように感じます。

いざというときに助けてくれるのはやはり人。何かあったときに、周囲の人たちとコミュニケーションが取れていないと助けてもらえないし、人は相談してほしいとどこかで思っているんじゃないかなと。病気とかにならないと自分自身では気づけない。そういう立場になって初めて、普段の自分の立ち位置や、人のありがたみが分かりましたね。

関連記事 西口 洋平さんの体験談

  • 監修:国立がん研究センター中央病院 清水 研 先生