AYA座談会

AYA座談会~普段は話せない/聞けない女性同士の本音トーク~

(座談会開催日:2019年11月2日)

20〜30代のがん腫の異なる女性がん患者さん6名に集まってもらい座談会を開催。
普段はちょっと話せなかったり聞けないような結婚や性生活、妊よう性温存、これらにまつわる心の葛藤など、ざっくばらんに本音を語っていただきました。

参加者プロフィール

※年齢・地域は開催当時のものです。

尾崎絵美さん(38歳)東京都
発症37歳 / 子宮頸がん(腺がん)

昨年、37歳のときに子宮頸がんと診断されました。パートナーがいなかったことと、再発のリスクを抱えるよりも元気に生きたいと思い、子宮全摘を選びました。その後、子どもを産めなくてもいいというパートナーと出会い、新しい生き方を模索中です。子宮頸がんの検診・予防の啓発活動はよく見聞きしますが、がんに罹った後の生活がどうなるのかという情報は少なく、今後はそうした情報発信をする場を作りたいと思って参加しました。

久世友紀子さん(36歳)青森県
発症33歳 / 慢性骨髄性白血病

不妊治療を4年くらい行って、やっと授かった子どもの出産時に急に白血球数が上がったために急遽帝王切開になった後、白血病と診断され、子どもとも会えないまま治療が開始されました。発症した当時、抗がん剤治療中に妊娠ができるかといった情報がなくどうしたらよいかわからず困った経験があります。現在同じ悩みを抱えているAYA世代の方たちに、私が情報を発信したいと思い参加しました。いつか2人目を妊娠し、美容師の仕事に戻ることを願っています。

島野真実さん(20歳)東京都
発症19歳 / 悪性リンパ腫

高校生のころ病気になったこともあり、人一倍健康を意識した生活を送り、受験勉強をしていました。そんな19歳の時、悪性リンパ腫になってしまいました。合計6回の抗がん剤治療を受けました。つらい治療でしたが、進学進級就労を目前に控えている世代ならではの葛藤もありました。加えて妊よう性の問題です。卵子凍結保存の体験談は多くなく、今回このような場で情報をシェアすることがみなさんの参考になり、励ますことができればと思って参加しました。今はアルバイトをしながら、家で無理のない範囲で勉強して過ごしています。

高桑未来子さん(40歳)東京都
発症35歳 / 子宮頸がん(腺扁平上皮がん)

結婚して1年半後に職場の健康診断で子宮頸がんがみつかりました。妊よう性温存治療後、不妊治療を経験し、現在は特別養子縁組の手続きを行い、子どもとのご縁を待っているところです。日常生活が安定している今は、私の経験が誰かの助けになれば、との思いで患者会のスタッフとして活動をしています。

照屋真紀さん(35歳)東京都
発症29歳 / 副腎皮質がん

私は29歳の時に副腎皮質がんというめずらしいがんになり、4回の手術と10クールの抗がん剤治療を行いました。ステージ4で5年生存率0パーセントとの情報もありますが、治療を行いながら趣味の旅行にも国内外問わず行ったり、がんと向き合いながら仕事もプライベートも今までと変わらず過ごしています。

御舩美絵さん(40歳)東京都
発症31歳 / 乳がん

31歳、結婚式の約2週間前に乳がんと診断されました。乳房全摘手術、乳房再建手術、妊よう性温存、ホルモン治療を経験。将来の妊娠・出産・仕事・お金などAYA世代特有の悩みと向き合ってきました。告知当時に自分自身がほしかった同じ病気を経験した同世代の体験者同士が出会い、悩みを共有しながら交流できる居場所を届けたいという思いから、現在は若年性乳がん体験者に向けた患者支援活動をしています。診断から8年後の昨年、新しい命に恵まれました。がん腫が違えば治療法も違うし悩みや葛藤もさまざまだとは思いますが、AYA世代だからこそ共有できる部分もたくさんあると思って参加しました。

  • 監修:国立がん研究センター中央病院 清水 研 先生