AYA座談会

AYA座談会~がんになった人生との向き合い方を語る、泣き笑いトーク~

(座談会開催日:2020年10月19日)

がん種の異なる30代の患者さん5名に全国各地からリモートで集まってもらい、初のオンライン座談会を開催。
がんになったことで様変わりした人生に、どのように向き合ってきたかを涙あり笑いあり、チャットも活用しながら語っていただきました。

座談会参加者の写真

参加者プロフィール

※年齢・地域は開催当時のものです。

小磯朋子さん(34歳)静岡県
発症24歳 / 子宮頸がん

10年前、24歳の時に子宮頸がんⅠB1期と診断され、広範子宮全摘出術を受けました。リンパ節転移があり放射線と抗がん剤の併用治療を行いました。発症から3年半後に再発(Ⅳ期相当)し、“5年生存率5%”と告知されましたが、抗がん剤治療でがんが消失、今年で再発後5年が経過しました。再発後に統合失調症を発症し、辛い時期がありました。参加者の方の人生との向き合い方を、今後の人生の学びにしたいと思い、参加しました。

三井里美さん(36歳)北海道
発症34歳 / メラノーマ(悪性黒色腫)

2年前、34歳の時にⅡ期の皮膚がんが頭皮にできて、拡大切除手術を受けました。ずっとウイッグで生活しています。1年前に再発を疑われた時にうつ病を発症し、しばらく辛い時期を過ごしました。4カ月前に、皮膚、肺、肝臓、骨への転移がわかりⅣ期と診断されました。現在、分子標的薬による治療を続けながら、教員の仕事をしています。自分の経験をがん教育に結び付けて生徒たちに伝えたいと考えています。

四家明日香さん(38歳)東京都
発症27歳 / 卵巣がん、子宮体がん

11年前、27歳の時に子宮体がんと卵巣がんに罹患しました。手術の3年後に蜂窩織炎になり歩けなくなったことを機にヘルパーを目指し、現在、訪問介護のヘルパーをしています。長らく体調不良で社会とのつながりが全くなかった時期があり、また罹患した当時は「情報を集めるな」と言われていた時代で、とても孤独な気持ちでした。岸田さんのファンで、今日はお話できるのが楽しみです。

井上裕香子さん(39歳)山口県
発症34歳 / 乳がん

4年前に乳がんに罹患し、手術2回、抗がん剤治療、放射線治療を行い、現在はホルモン療法をしています。地方(山口県)での闘病は、同世代の患者さんとの出会いがなく、孤独でした。抗がん剤治療中は副作用が強く、精神的に追い詰められていました。今回は、“がん患者さんのメンタル”に関心があり、参加しました。苦しい思いをするがん患者さんができるだけ少なくなるような方法を、参加者の方のお話を聞きながら一緒に考えていけたらうれしいです。

鈴木敬浩さん(31歳)東京都
発症14歳 / 骨肉腫、18歳 / 白血病、27歳 / 舌がん

14歳、中学校2年生の時に骨肉腫に罹患、後遺症で右足は曲がらない状況で生活しています。高校3年生の時に薬剤性白血病になり、骨髄移植をしました。その合併症で口内が荒れ続けた結果、社会人2年目27歳の時に初期の舌がんが見つかりました。3つのがんを経験していますが、IT 企業に勤めて元気に頑張って仕事をしています。がんになっても元気でいるところを見せたいと思って参加しました。


岸田徹さん
(がんノート代表理事、国立がん研究センター広報企画室)

お金、仕事、後遺症などAYA世代特有の様々な問題に直面した経験から、現在はがん経験者、特に若い世代や働く世代の仕事や結婚、将来のことに不安を感じる方たちに向けた情報発信を行っています。今回は、オンライン座談会中のチャット発言をウォッチ、清水先生の補佐役として参加します。

【進行役】清水研先生(がん研有明病院 腫瘍精神科 部長)

がん専門の精神科医として、患者さんやその家族との対話を通して、多くの患者さんやその家族のメンタル面のケアを担当しております。AYA Life全体の監修を担当。Q&Aコーナーでは、AYA世代のがん患者さんの悩み事を一緒に考え、心が軽くなるお手伝いをしています。

  • 監修:がん研有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生